
ロロの散歩で毎日のようにサンマルタン運河まで行くようになってから、通りかかるこのお店。
外見は独特だけどオシャレで、こだわりが感じられて、夜はオレンジ色の明かりが灯る店内の賑わいが曇りガラスのレンガ越しに揺れて見えるのが素敵です。
よく前を通るようになってからずっと気になってはいたものの、なかなか機会がありませんでした。
が
TSUNODAで一緒に働いていた子が、わりとサンマルタン運河に近い所に住んでいて、しかもお酒もいける ということがわかって。笑
さっそく「打ち上げに飲みに行こう〜!」と誘ってこの「Le Verre Vole」に行ってきました。

店内は9席のみ。棚にはところ狭しとワインのボトルが並んでいます。ワインショップでもあるので、飲まずにボトルだけを買いに来ることもできます。店内で飲む場合は、場所代としてボトルの値段に7ユーロプラスになりますが。。
この日に飲んだのは、日本人のソムリエさんお勧めの
「Les Foulards Rouges」2008(Cotes du Roussillon)という軽めの赤ワイン。
軽めの赤から始めたい と伝えて予算を言ったら、これを持って来てくれました。
南仏のスペインに近いルーションという所で作られているそうです。
造り手は優れた自然派ワインを造ることで知られるジャン・フランソワ・ニックという人らしいです。
あ、これはとあるサイトの受け売りなんですけどね〜。
私がこんなこと知ってるわけないし。笑
香りがとても良く、南仏の太陽の恵みを感じる芳醇さ。しかも後口軽やか〜でクイクイいけちゃいます。
とっても美味しかった!!(ボトルで13ユーロ。お持ち帰りならそんなに高くないかな)
カラフルなテーブルとイスもかわいくて、女3人でキャッキャやってきました。笑
隣に座っていたフランス人グループの中で、一人べらぼうに酔っぱらっている上機嫌のおじさんがいて。
私たちは8時に予約をしていて、入店してすぐくらいにこの人もやってきて。
店に入ったときから、すでにだいぶ酔っぱらっていた様子で、入って早々カバンの中身を床にブチまけておりました。
そんな自分がおかしくてしょうがないらしく、ずっと笑いっぱなし!
こんなに楽しそうに酔っぱらっている人を初めて見ました。
自分の前に座っている同じグループの女性の手をずーーーっと握ったりなでたりしたまま、起こる全てのことが可笑しい というように「ワッハッハッハ」と笑い続け、笑ってのけぞり過ぎて後ろの生ハム切断機に後頭部を「ゴーーーン」と打ち付けてもなお笑い続け、しまいには隣で笑いをこらえている私たちに目をつけ、自分の胸毛を披露し始めた!
同じグループの友人と思われる人たちもさすがに恥ずかしそうに、
「彼はフランス人じゃないから、メキシコ人だから」
なんてウィンクしながら言い訳をしてました。笑
あんまりにも面白いので、胸毛の披露に対して私も調子に乗って「Goo!」サインをしていたら、
「vous voulez encore?」(もう一回見たいって?)
と 2回も胸毛を見せられてしまいました。。。
もじゃもじゃで熊みたいな見事なギャランドウー。
狭い店内でお客同士の席が近いので、こんな珍コミュニケーションもあり、楽しいひと時でした。
近所だし、また行きたいと思います!