ずっと前々から、木々や森の中で写生はしてみたいと思っていました。
でも何となくそれをモチーフとした「絵」としてのイメージがあまり具体的にならず、他にすぐに作品になりそうなイメージから制作していたのでちゃんと木々のあるところでスケッチしたのは情けないことに初めて......
日本画を真剣に再スタートして1年半とはいえ、自分のズボラさに改めてびっくり......
今回は、2010年に行った北海道の利尻・礼文島での旅行で浮かんだイメージを具体的に制作に進めていきたくて、前回のカラスが礼文島の海を見つめている作品の次に、エゾシカと森のイメージで1枚描きたいと思っての、森スケッチ!
目黒にある「林試の森公園」というところが一番手軽に木々を描けそうなので行ってみた。
規模は小さいけど、色々な種類の木があってほんの少し歩くだけで何となく違う雰囲気の森の一部のような光景に出会えるような、親しみやすい公園。
5月という一番気候の穏やかな時期に、木々に囲まれて、木漏れ日に目を細めながら、風が木々を揺らすざわざわという音に耳を傾けて絵を描くって、本当に気持ちがいい〜と実感。
池のほとりの、少し複雑に絡み合った形状の木に惹かれて。
この場所からスケッチ開始。
絵にしたらこうなりました。
木のそれぞれの色の個性と、パアーッ光が強く差し込んだ瞬間の木漏れ日の光景を特に感じて意識しながら描いたらこうなりました。
次に天気の良い休日には、上野動物園でエゾシカの写生にリベンジだ!
そして林試の森にもまた写生にいきたい。